トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

ひとは成し遂げたことよりも、生きざまに憧れるんじゃないだろうか。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

2010年9月に開催された、一回目のIRONMAN70.3セントレア。当時は『ボートレースIRONMAN70.3セントレア常滑JAPAN』という名前でしたが、僕はその大会にリレーのバイク担当で出場しました。90kmという距離を自転車で走ったことがなかった僕は、リレー後に両脚が攣り、歩けない始末。なんとかゴールエリアにたどり着き、スイム担当の赤井くん、ラン担当の後藤くんとともに、同伴ゴールしました。それなりに充実感を得たのですが、その後にゴールしてくる人の中には、子どもの一人を肩車し、あと二人を両脇に抱えてゴールするお父さんがいたり、最年長で78歳の人がいたり、あるいは77歳で片脚が義足の人がいたりして、とてつもない衝撃を受けました。年齢も、脚が無いことも言い訳にしない生きざまがかっこよくて、あんな男になりたいと心から感じて、どうしたらあんな男になれるかわからないから、別にトライアスロンである必要はなかったけど、あの人たちと同じことをやってみようと思ったのが、僕がトライアスロンを始めた理由です。

 

たぶん、人が人に憧れる理由というのは、その人が成し遂げたことよりも、そこに至る理由や、生き方、生きざまにあるんじゃないかと思います。トライアスロンみたいなスポーツだけでなく、なんか有名な建物を、すごく緻密な模型として作っちゃう人とか。それを成し遂げられた人間性に対する憧れ。

そこには地味で地道な努力、一つひとつの積み重ねが見え隠れして、その積み重ねを続けていくことができる人間性が見て取れるからこそ憧れる。成し遂げたことは、一つひとつの積み重ねに過ぎないことを人は知っているから、それをできる人に憧れる。

そして、あの人にはなれなくても、自分なりに積み重ねいくことはできるはずだと気づいて、積み重ね始めたとき。実はすでに、あの人と変わらない生きざまを送っていたりするのかもしれませんね。

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こんな生きざまもいいかも。