トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

今の工法なら、瓦はこんな風にはなりませんが…

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

せんせいから『プルブイ、100mを1分45秒サークルで15本』というスイムのメニューが送られてきました。

できるわけねえだろうがっΣ(・ω・ノ)ノ

プルブイ=キック無しでそんなペースで泳げるなら、もうすでにかなり速いじゃねえか!一応やってみたけど、最初の一本のタイムが1分43秒。回せるわけがない。

ってわけで、2分15秒サークルにしてきました。

 

こんなになる前に手を打ちましょう

まずは写真↓をご覧ください。

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もう一枚↓

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築70年くらいにはなる建物ですが、徐々に瓦が下がってきて、樋よりも前に軒瓦が出てしまっています。

下がり始めてから、ここまでになるまでにはおそらく10年以上、20年近くかかると思います。つまり20年前に手を打っておけば、ここまでになることはなかったと考えられます。この現場は本来なら葺き替えなのですが、お客さんの都合で、葺き替えではなく、下がってしまった軒瓦の撤去と、完全とは言えませんが、これ以上、瓦が下がってくるのを防止するための工事を行いまいた。

 

今の工法なら、瓦が下がってくることはありません

20年くらい前からは、土を接着剤のように使った『土葺き』から、木の桟に瓦を引っかけて葺く『桟葺き』が主流になっています。うちでは30年以上前から、桟葺きを広める努力をしてきましたが、当時は工務店や大工さんの理解を得られず、苦労したそうです。桟葺きの物件であれば、こんな風に下がってくることは、まずありません。さらには瓦自体も工法も進化しているので、普通に施工してあれば、台風で瓦が飛ばされることも、まずありません。

 

自分の家が瓦の土葺きで、築40年くらいかなって人は、瓦が下がってきていないかなーって、屋根の上を見てみてくださいね。

 

二日連続で真面目に書いてまったがね(笑)

 

ではでは。