何年前かなぁ。2011年くらいかな。
八ヶ岳の麓で竪穴式住居を建てるお手伝いをさせてもらいました。そうです。歴史の時間に習ったヤツです。
完成したのはこれ↓。
諸事情により、端っこに生えていた樹も一部に(笑)
中では焚き火もできます。泊まったこともあります。
生で見ると、とても可愛いです。
写真はいろんなところからお借りしました。三枚目は僕が撮りました。
こんなふうに萱を刈ってきて。
あ、一緒に写っている設計士の高田昌彦くんは、株式会社左官(http://www.kusuminaoki.com/)の久住さんとやった仕事で、後にグッドデザイン賞を受賞しました。いつか一緒に仕事したいです。
途中はこんな感じ。
横向きの棒は足場です。上のほうはここに乗って作業します。最初はこんな感じでボサボサなのですが、葺き終えたあとに刈り込んで、綺麗に可愛く仕上げます。
なんかみんなが巻き込まれて、萱をこれでもかってくらい集めてきて。
屋根屋の僕はなかなか出来ない体験だからということで、萱葺き職人のシゲさんの手間取りをさせてもらいました。
枝切りバサミでざくざくと切って長さを揃えた萱を、巨大な縫い針みたいなので木で組んだ骨組みに縛って葺いていきました。
何年も経った今でも、僕はこのときの経験の話しをします。 とても貴重で、とても楽しい経験でした。
シゲさんは小さくて優しい職人さんでした。
シゲさんは僕の師匠の一人です。
シゲさんと一緒に仕事できて嬉しかったです。
ありがとうございました。