トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

甲子園での山口智久審判が素晴らしい件。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

突如としてYouTubeのオススメに上がってきたこの動画。

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2022年の夏の甲子園聖光学院敦賀気比戦での山口智久審判を取り上げたものです。球審としての仕事だけでなく、両チームの選手に「給水してー!」「慌てずに、守備位置まで駆け足で行こー!」「全員で行こー!」しまいには「よっしゃいくぜー!」という山口さんの声に対して選手たちが「よっしゃー!」と応える。これを観たとき、なぜか泣けました。

こんなふうに声掛けする審判が他にいるかどうかは知りませんが、高校野球好きな人が、わざわざ撮影して編集してアップするくらいなので、数少ないのかもしれません。ただ、高校野球の審判というのは、皆さんが山口さんと同じように情熱を持っているのは間違いないとも思います。

選手には声を出せ、キビキビ動けと言いながら、自分はできない大人ってカッコ悪いと思うんです。でも、山口さんはずっと声を出し続けて、キビキビ動いて、一緒に試合をしている感じがします。こんな審判に裁いてもらったら、勝っても負けても良い思いでになりそうです。実はこの山口さんは2021年夏の甲子園では、23年ぶりに降雨コールドとなった試合で、降雨コールドを宣告したそうです。あのときは再試合にしないのか、といった論争がありましたが、山口さんからの説明には、最大限に選手たちに寄り添う配慮があったそうです。

学生時代のスポーツというのはあくまでも教育の一環です。勝ち負けはそれほど重要ではなくて、そこで何を学ぶかが大切。大人が山口さんみたいに関わることにより、教育としての意義が、より大きなものになりますね。