トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

~美又温泉で4時間が一瞬だった理由~元日に出会った、想像とまったく違う石見神楽

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

美又温泉にでお風呂に入った流れで、令和八年の元日に、**美又温泉会館**にて石見神楽が上演されると聞き、特に予備知識も持たずに観に行きました。

正直なところ、僕の中での「神楽」のイメージは、地元の山車祭りの延長線上にあるもので、どちらかと言えば神事寄りで、静かで、厳かなものという印象でした。

ところが実際に始まってみると、そのイメージは良い意味で大きく裏切られることになります。

[http://]

 


神事というより、全力の“娯楽演劇”

舞われていたのは、**石見神楽**です。
これがもう、神事というよりも、かなり完成度の高い舞台演劇という印象でした。

頼政

囃子のテンポは速く、動きは大きく、物語も分かりやすい。衣装も非常に豪奢で、一切の手抜きなし。

天神

塩祓、天神、頼政鍾馗、恵比寿、そして大蛇と、次々に演目が続くのですが、まったく間延びする感じがありません。

恵比寿

特に印象に残ったのは、鍾馗のキレのある動きと分かりやすさ、そしてやはり圧倒的な存在感を放つ**大蛇(オロチ)**でした。

大蛇(八岐大蛇のことね)

火を吹き、暴れ回り、須佐之男命に討たれる姿を見ていると、「これは毎年舞われるわけだな」と、妙に納得してしまいます。

大蛇を討つ須佐之男

後から知ったのですが、石見神楽は“見せるために進化してきた神楽”
なるほど、これなら地域の中で続いてきた理由もよく分かります。


いちばん驚いたのは、演じている人たち

もうひとつ、強く印象に残ったのが、舞っている人たちの年齢層です。

演じていたのは、追原神楽社中
メンバーの中心は四十代以下で、この社中自体も設立から約15年という、比較的若い団体だそうです。正直なところ、「神楽=年配の方が守ってきたもの」
という先入観があったので、これはかなり意外でした。だって、新しく団体を作ってまで演じるんですよ?あの衣装を用意するだけでも、どれほどのお金がかかることか…。

ただ、4時間通して観ているうちに、この密度と体力は、若い世代だからこそ成り立つのかもしれないとも感じました。


気づけば4時間、あっという間

当日の観覧者は60人以上。
山奥の温泉地としては、かなり賑わっていたと思います。

全8演目、約4時間。
長時間の上演でしたが、体感的には本当にあっという間でした。

最後には、大蛇や須佐之男と一緒に写真も撮らせていただき、元日からとても縁起の良い体験になりました。


まとめ:知らなかったからこそ、強く残った体験

今回の石見神楽は、事前に民俗学的な知識を入れていなかったからこそ、

  • 神楽って、こんなにエンターテインメント性が高いんだ

  • 若い人たちが、こんな本気で取り組んでいるんだ

  • これが「地域に生きている文化」なんだ

と、素直に驚くことができました。

なぜ島根で神楽がこれほど残ってきたのか、なぜオロチが何度も舞われ続けるのか――
そのあたりは、また別の機会に、しっかり書いてみたいと思います。

少なくとも今年の元日は、温泉と神楽のおかげで、最高のスタートになりました。

屋根についてのご相談は下記まで。「ブログを読んだ」とお伝えください。
(有)屋根誠
常滑市大谷字道向110-3
電話 0569-37-0064
メール yanesei100@gmail.com
読者登録や、X(旧Twitter)アカウントはこちらからどうぞ。