トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

僕が瓦について話す理由

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

僕は現場でお客さんとたくさん話します。すでにお客さんが住んでいる家の屋根の修理のときはもちろん、新築でも、たまたまお客さんが来たときに遭遇したら話します。作業が10分で、話しが1時間なんてこともあります。もちろん内容は屋根についてです。それには理由があって、お客さんに瓦を好きになってもらいたいから、瓦を選んで良かったと思ってもらいたいからです。

 

正しい知識を持ってもらうために話す

瓦は「重い」というイメージだけで、悪者扱いされています。でも、重さ以外に瓦にデメリットはありません。重さですら、建築基準法に則って建てられた建物であれば、耐震的に何も問題はありません。だから、まずはその誤解を解くために正しい知識についてお話しします。

好きになってもらうために話す

それだけだと、安心には繋がっても、好きになってもらうことはできないので、屋根屋としていかに瓦が好きか、いかに瓦が美しいか、瓦の街並みが美しいかという話しをします。周りで聞いている他の職人さんの中には呆れる人もいますが、そんなことはお構いなしだし、なんならその人も巻き込んで話しをしたりします。

伝えないと伝わらないから話す。

邪魔くさいなと思われることもあるかもしれません。でも、伝えないと伝わらないんですよね。瓦という1400年も歴史のある素晴らしいものが、阪神淡路大震災以降の間違った認識により消えようとしているのは、ひとえに僕たち瓦に関係する人たちの伝える力の不足だと思っています。だから僕は目の前にいる人だけでも、ちゃんと正しい知識と魅力を伝える努力をしています。上手に伝わっているかどうか、伝えられているかどうかも大切ですが、その前に大切なのは、まず伝えること。一人でできることは限られているけど、ゼロじゃない。諦めたら、そこで試合終了。まだ試合終了にさせたくないんです。