長者原駐車場は車中泊OK。
1月1日の夜は九重の長者原(ちょうじゃばる)ビジターセンターの駐車場で過ごしました。長者原ビジターセンター駐車場は「ちゃんとルールとマナーを守ってくれたら、車中泊していいよ」という場所。早朝から登山する人たちにとっては、とても助かる場所で、夜明け前から登山の準備をする人たちもいました。中にはアイススクリュー(氷に打つ落下防止の支点になるもの)を準備している人もいたので、大分には登れる氷瀑(凍った滝)があるってことですね。
僕たちは長者原から少し移動し、牧ノ戸峠登山口から九重連山の久住山登山の開始です。
久住山は大分県の山なのに積雪がある。
なんせ氷瀑があるくらいなので、登山口からすでに積雪があります。アイゼンまでは要らないものの、チェーンスパイクが無いとけっこう滑りそうです。
久住山は夏ならハイキングするのにちょうどいい山のようで、それほどキツい勾配の山ではありません。楽に登れる山だからこそ、チェーンスパイクを装着して登れば、冬山の入門としては最適とも言えます。
日陰はめちゃくちゃ寒いけど、日向に出ると温かく、快適に登ることができます。
なかなか良い景色の山で、遠くの山に湯けむりが見えたり、奇岩があったりと飽きさせません。
強烈な風に耐え、山頂へ。
久住山に向かう最後の登りだけは、けっこうな風が吹きつけ、アウターのフードを被って寒さに耐えながらの登りとなりましたが、1時間50分ほどで山頂に到着。
寒い!なんだったらダウンを着たいくらい寒い!でもザックから出すのが面倒くさいから、写真だけ撮って早々に下山します。
今回の山行の3D動画はこちらから↓
緩い勾配が続く山なので、下りはペースが上がり、1時間20分ほどで下山完了。登山口にあるレストハウスでソフトクリームを食べて、登山初めを終えました。
番外編:下山後の凍った駐車場に注意。
チェーンスパイクを外し、車まで戻り、登山靴からサンダルに履き替え、運転席に座るために車の横を歩いているときに事件は起きました。
カチンコチンに凍った地面に足を滑らせた僕は、見事1メートルほど浮き上がり(イメージ)、腰から氷に叩きつけられました。あまりの痛さ、あまりの衝撃にしばらく声も出せず、ううう…と呻くのみ。とにかく痛い…。なんとか立ち上がるものの、普通に歩くことは不可能で、運転席にも倒れ込むように乗り込む始末でした。キャンピングカー後部のベッドでしばらく横になり、なんとか動けるようになってから運転を開始し、ドラッグストアでロキソニンテープを買って貼り、なんとか旅を続けました。皆さんも下山後の凍った駐車場には注意してくださいね。