トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

小布施『北斎館』で北斎を堪能。

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

志賀高原エクストリームトレイルを完走した後は、山を下りて名湯・渋温泉で一泊です。志賀高原でそのまま後泊も楽でいいけど、わずか15分で到着する渋温泉は風情があって、お湯もいいのでオススメです。『千と千尋の神隠し』の湯屋のモデルになった『金具屋』さんも渋温泉です。この建物は一見の価値あり。

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一泊し、チェックアウトまでのんびりしてからは小布施に向かいます。小布施の目的はここ『北斎館』です。

葛飾北斎は晩年に小布施で長く過ごしたことから、小布施には北斎の作品がたくさん集められたようです。

富嶽三十六景はもちろんのこと、北斎漫画や直筆の絵等を山ほど観ることができます。

屋台の天板に北斎の絵が!

天板

天板

祭りを愛する者として、北斎の絵が描かれた山車を曳けるなんて羨ましい限りです。

北斎の絶筆。

僕は絵にはまったく詳しくありません。でも、北斎だけは好きなんですよね。なんなんでしょうね。何か絵に可愛らしさを感じるんです。そして北斎の絵に対する愛情、そこに描かれた人や生き物、景色への愛情が感じられるからかな。

北斎の生き様。

北斎は「私は6歳より物の形状を写し取る癖があり、50歳の頃から数々の図画を表したとは言え、本当に取るに足らぬものばかりである。(そのような私であるが、)73歳になってさまざまな生き物や草木の生まれと造りをいくらかは知ることができた。ゆえに、86歳になればますます腕は上達し、90歳ともなると奥義を極め、100歳に至っては正に神妙の域に達するであろうか。(そして、)100歳を超えて描く一点は一つの命を得たかのように生きたものとなろう。長寿の神には、このような私の言葉が世迷い言などではないことをご覧いただきたく願いたいものだ。」と語っています。超かっこいい。ただただ描きたいだけ。絵が好きなだけ。そんな生き様にも憧れます。

北斎館、絶対にオススメです。