一般社団法人全日本瓦工事業連盟のお役目で、東京の水道橋行ったときのことです。空いた時間に東京ドームの辺りをフラフラしていると、こんなのを見つけました。
ネイチャー・アクアリウム・エキシビション2021。まあ、水槽と魚と水生植物ですよね。僕は20年くらい前に海水魚やイソギンチャクを飼育していたことがあるので、けっこうこういうのも好きです。
元競輪選手という変わった経歴を持った写真家で、生態系の概念を取り入れた、自然の美しさを水槽に再現する『ネイチャーアクアリウム』の創始者、天野尚(たかし)さんが撮影した写真と、天野さんの遺志を継ぐ、アクアデザインアマノの5人のクリエイターが造った水槽が展示されているとのことです。天野さんは知らないけど、興味があるので入ってみました。
圧巻でした。天野さんが自ら開発した大判の写真は、まるでそこにいるかのような臨場感。横幅3メートル以上に引き伸ばしても全てが自然に感じられます。写真を写真で撮っているのでアレですが、本物はすごい迫力です。
これが天野さんが開発した大判のカメラ。
自然を写真でこんなに表現できるんだろうかと感動します。
水槽もとんでもないクオリティで、完全に生態系を再現しています。
中でも素晴らしかったのが、ネイチャータワーです。
高さ3メートル近くのタワーに植物が植えられ、人工雨が降り注ぎ、ぐるりと360度、水槽が置かれています。
ぜーーーーんぶが自然。無理がなく、ずっと昔から、そこにあったかのように存在していて、何時間でも観ていられます。
残念ながら展示は2021年11月14日で終わってしまいますが、お近くの方はぜひ。