トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

「ワタシ、ニホンゴハナセマス」から学んだ、完璧を求めないこと。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

2011年のことです。我が家には焼き物を学ぶためにアメリカから来た、ジムさんがホームステイしていました。ジムさんは母国では高校で美術の先生をやっていて、奥さんは大学の教授をやっているという、いわゆる知識階級です。そんなジムさんとの初対面は常滑駅に迎えに行ったときでした。それまではメールでやりとりしていて、何時くらいの電車で常滑に着くから、着いたら電話するよ!と伝えられていました。当日、電話が掛かってきて、英語で「着いたよ!待ってるね!」「オッケー!迎えに行くよ!」みたいな、やりとりをして迎えに行きました。常滑駅にいたジムさんと挨拶したときに、ジムさんは「ワタシ、ニホンゴハナセマス」と言いました。おお、まじか。それは安心だぜ。と、思って日本語で話しかけるものの、ジムさんはまったく理解しません。そうです。ジムさんの話せる日本語は「ワタシ、ニホンゴハナセマス」だけだったんです。彼ら、外国人にとっては、その程度でも「話せる」ということになるということです。いや、話せてないし、なんなら「ワタシ、ニホンゴハナセマス」なんて嘘レベルだしね(笑)でも、それでOKなんですよね。

 

一方で僕は英語が話せるかというと、日常会話くらいなら話せます。留学とかしたことないし、高校のときは英語でかなり苦労しましたが、まあ、ジムさんとの会話に困らないくらい、仕事の話しとかもできるくらいには話せます。中学レベルの英語ですけどね。言葉なんて意思を伝える道具にすぎないんだから通じれば良くないですか?母国語じゃあるまいし。

 

何が言いたいかというと、すべてに対して完璧なんて求める必要なんて無いということです。完璧を求めるから窮屈になるし、どんなことでも、みんな最初は初心者ですよね。日本人て最初から上手くやろうとするところが強いと思うんですけど、初心者の失敗って失敗じゃないし、どんなことでも、まずやってみればいいと思います。で、どんどんやってみるからこそ、上手くなっていく。そのほうが楽しいことが増えると思うんです。