トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

やる気なんて、後から着いてくる。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

たまに「やる気にならないんですけど、どうしたらタケウチさんみたいにやる気になるんですか?」と質問されます。トライアスロントレイルランニングみたいな過酷(と思われている)なこと、常にやる気満々で、ストイックだとか、前向きだとかよく言われます。本人は別にストイックだとか前向きだとかは露ほども思っていないし、なんならダラダラ過ごしたいと思っています。さらに言うとやる気なんて皆無です。だって、練習とかって嫌なんですよ。苦しいし。

このブログを書いている日は、二か月後のトレイルランニング大会、IZU Trail Journeyに向けて、坂道ダッシュをやりました。もうめちゃくちゃ苦しかった。10本から20本の予定で始めて、11本やった時点で左ケツから太もも裏にかけての違和感が強くなったので止めました。

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一見するとやる気でやったように見えますが、そんなことはありません。もうやりたくなかったし、走りに出るのも、着替えるのだって嫌でした。だって、坂道ダッシュとかめちゃくちゃキツいことは分かっているんですよ。苦しいのが分かってるんだから、練習したくないもん。

つまり、やる気なんて無いのに始めたわけです。じゃあ、なんで始められたかというと、やりたくない気持ちを無視したり、一旦、横に置いておいて、着替えるんですね。とりあえず着替えて、とりあえず走り出してみる。そうすると、いつの間にか「やりたくない」という気持ちを忘れて、やる気になるんです。気持ちを先に持ってこよう、気持ちを盛り上げようなんて思っているから、やる気にならない。気持ちなんて体に着いてくる、やる気にならなくても始めちゃえばやる気になるってことです。

もう一つ大切なのは、決めたことを全部やらなくてもいいことにする、ということ。

この日の場合はアップの後に坂道ダッシュを10本から20本として決めていたので、11本やれば、ちゃんとやったことになるわけです。あんなにやる気が無かったのに、11本もやったら、よくやったほうだし、自分を褒めてあげられます。別に坂道ダッシュとかインターバル走とかやらなくても、ゆるい目標にして「15分だけジョグしよう」と走り出せば、人はやる気になって30分とか60分とか走っちゃうものなんです。そうなれば「15分のつもりだったのに、60分も走っちゃった自分、エライ!」と褒めたたえることができて気持ちいい(笑)

 

「やる気が起きてくるのを待つくらいなら、とりあえずやってみる。そしたら気持ちは後から着いてくるよ。」ってことです。