瓦以外の仕事も、なんやかんやと依頼してもらうことが多くなっています。今回は瓦仕事のついでに窓の上に設置されている「霧除け」という、庇みたいな屋根の板金を修理しました。修理したといっても、実際に施工してもらうのは板金屋さんで、僕は板金作業でめくれざるをえなかった壁の漆喰塗りです。
本来は左官屋さんの仕事だけど、狭い範囲なのでなんとかなるはず。
現場は海のまん前。ほぼほぼ完璧な環境に見えるけど、知多半島で西側に海がある場合、冬になると、風速10m/秒を超える、台風並みの潮風が吹きつけてくるので、建物の傷みが早く、特に板金は予想以上にボロボロにされてしまいます。
ヤナギバコテを使い、黒い漆喰を塗っていきます。瓦に関連して漆喰を塗るときは、広い面を塗ることは無いので、ちょっと勝手が違いますが、コテの跡が残らないように丁寧に塗ります。
塗り始めてから30分ほどでだいたい完了。意外と良いペースっていうか、コツがわかってくればペースが上がります。
次は角を曲がった向こうの面です。塗るのはけっこうイケるのが分かったけど、大変なのは足場の設置でした。
なんとか半日で予定の作業を終了。
コテを使っての仕事は屋根でも同じだけど、壁を塗るのは本来は左官屋さんの領域です。広い面を塗るのはさすがに無理だけど、今回みたいな狭い面ならなんとかなるし、いつもと少し違うことにより楽しくできました。仕事は楽しいほうが良いですね。