トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

屋根と一緒にちょっとだけ壁を塗りました。同じような仕事だけど、ちょっと違う仕事は楽しい。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

瓦以外の仕事も、なんやかんやと依頼してもらうことが多くなっています。今回は瓦仕事のついでに窓の上に設置されている「霧除け」という、庇みたいな屋根の板金を修理しました。修理したといっても、実際に施工してもらうのは板金屋さんで、僕は板金作業でめくれざるをえなかった壁の漆喰塗りです。

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本来は左官屋さんの仕事だけど、狭い範囲なのでなんとかなるはず。

現場は海のまん前。ほぼほぼ完璧な環境に見えるけど、知多半島で西側に海がある場合、冬になると、風速10m/秒を超える、台風並みの潮風が吹きつけてくるので、建物の傷みが早く、特に板金は予想以上にボロボロにされてしまいます。

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ヤナギバコテを使い、黒い漆喰を塗っていきます。瓦に関連して漆喰を塗るときは、広い面を塗ることは無いので、ちょっと勝手が違いますが、コテの跡が残らないように丁寧に塗ります。

 

塗り始めてから30分ほどでだいたい完了。意外と良いペースっていうか、コツがわかってくればペースが上がります。

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次は角を曲がった向こうの面です。塗るのはけっこうイケるのが分かったけど、大変なのは足場の設置でした。

 

なんとか半日で予定の作業を終了。

コテを使っての仕事は屋根でも同じだけど、壁を塗るのは本来は左官屋さんの領域です。広い面を塗るのはさすがに無理だけど、今回みたいな狭い面ならなんとかなるし、いつもと少し違うことにより楽しくできました。仕事は楽しいほうが良いですね。