トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

東京オリンピックの表彰式衣装をデザインしたデザイナーが、仲のいい後輩である件。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

オリンピックのいろんなことは置いておくとして、表彰式の衣装について書きます。なんだか着物や浴衣で良かったんじゃないか、なんて意見を散見し、デザイナーについても誹謗中傷を目にします。かく言う僕も衣装を見たときには「本当にこれなの!?」と感じました。が、東京オリンピック公式サイトに掲載された、デザイナーの思いを読み、その考えはぶっ飛びました。

olympics.com

デザイナーの名前は山口壮大と書いて「そうた」と読みます。

細かいことは書きませんが、僕は山口壮大のことを「そうた」と呼び捨てにし、そうたは僕のことを「よっきくん」と呼ぶ間柄です。酔いつぶれたそうたを家まで送り、親御さんに引き渡したことも一度や二度ではありません。そうたは小柄だから、そんなに大変でもなかったんですけどね。とても懐かしい思い出です。そうたは素直で真っ直ぐで、かわいいヤツです。

 

以下はインタビューからの引用です。

「コンセプトである「新しい礼服」という考え方は、最初の段階で決まりました。日本で開かれたオリンピック・パラリンピックを振り返ると、東京1964大会も、長野1998大会も、表彰式では女性が振り袖を着ていました。伝統を重んじることへのリスペクトはもちろん僕自身にもありますが、一方で、物事をそのまま継承するだけでいいのか、という葛藤がありました。そこで着物や和装と向き合いつつ、新たな挑戦をしたいと思ったのがコンセプトを決めたきっかけです」以上、引用。

そりゃ着物だ浴衣だって、誰だって考えますよね。当然です。そこで立ち止まっているなら公募する必要も無ければ、デザイナーの存在意義なんてありません。本当は全てを引用し、読んで頂きたいのですが、けっこうなボリュームなので省きます。ただ、一つ言えることは、とてもしっかりした考えを持った上で、デザインしているということです。その思いが衣装のデザインから伝わらないとしたら、それはそうたの実力不足ということなんでしょう。

それでも、僕はそうたらしい素直な考えだと感じるとともに、そうたを誇りに思います。