トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

いつだって、今がそのとき。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

新型コロナのアレでひっちゃかめっちゃかな世の中になり、それまでのやり方を大きく変更せざるを得なくなりました。収入が激減したり、あるいは仕事を失う人もいて、それでも生きていく必要はあるわけで。簡単ではないけれど、変化に対応していかなければいけません。

僕たちの生きてきた昭和の後半から平成にかけての日本は、歴史的に見ても、比較的安定した時代だったと言えると思います。日本が戦争に直接、巻き込まれることまなく、先人たちが築いてくれた社会のおかげで、けっこう恵まれた時代でした。そこから、突然、新型コロナにやられたことで、僕らの同世代以下の人の多くは、どうして良いのかわからない状態になったと思います。今までが恵まれていたことに気づかずに生きてきたので「こんなふうではどうしようもない」なんて考えてしまう。でも、本当にそうなのかな?って。お金がないからできない、とか、外出できないからできない、とか、違うなーと思うんです。

 

名古屋のご当地アイドルのプロデューサーと話していたときに「下手な鉄砲を全方位に打ちまくった」と、言っていました。お金も人脈も少ないけど、ネットでいろんな方法で存在を発信し、アピールし、声が掛かればすぐに出向く、ということを数年間、続けた結果、今では突き抜けた存在を一人、生むことができました。今しか見ていない人にはわからないことだけど、立ち上げ当初から見ていた僕は、下手な鉄砲を、本当に下手な鉄砲を全方位に打ちまくることのすごさを実感しています。

 

いつでも、今からやることが大切なんだと思います。○○だからと言い訳せず、今をスタートラインとして、とりあえず下手な鉄砲を撃つ。撃たなかったら鉄砲は鉄くずだけど、下手だろうがなんだろうが、撃てば変化を生みます。撃たないよりは絶対にマシです。いつでも今がそのときです。

 

5年ほど前の今頃、僕は屋根誠のを廃業を真剣に考えていました。真剣にです。でも、そのころに半ば諦めながら、下手な鉄砲の最後の一発として撃ったブログが、今も助けてくれています。あの頃はお金もなくて、他にできることなんて、ほとんどなかったんですよね…。でも、ブログだけでも大きな変化を生むことがあります。あのとき諦めなくて良かったと、心の底から思っています。

 

人はとかく失ったものにばかり目がいきがちで、今あるものを見失いがちでもあります。あれが無いとか、これが足りないとか言っている時間がもったいないので、今の条件の中で、できることを全部やってみる。いつだって今がそのときなんだと思います。