トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

ついに牙を剥く志賀高原エクストリームトレイル!凄まじい泥道がランナーたちに襲い掛かる!

トライアスリート屋根屋兼遅咲きなんちゃってトレイルランナー、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

スタートから4キロで600mの高度差を登る横手山をあっさりクリアし、雪景色に喜ぶトレイルランナーたちに対し、ついに志賀高原エクストリームトレイルが牙を剥きます。

山頂から1キロも下らないところからはスキー場のコースを外れ、登山道と思われるところに入ります。ここからはいきなり泥の道。足首まで埋まるほどの泥の急斜面が続きます。ポールを身体のできるだけ前に突いてバランスを取りますが、それでも足は滑り、何度も尻もちをつきます。僕の目の前を走っていた女の子は転んだままで身体が回転し、頭から滑っていく始末。わずか6キロほどで片方のポールを折ってしまったようでした。ラン禁止の歩行区間も、走れるようなコースではなく、ひたすら泥まみれになりながら歩きます。同じペースで下っていると、集団には仲間意識が芽生えます。誰かが転ぶと「大丈夫ですか?」と声をかけます。僕が思いっきり転んだときも二人が助けてくれて「何も破れてないよ」と教えてくれました。

本当ならどのくらいの泥道かわかるような写真を撮りたかったのですが、そんな余裕はまったくなかったので、大会後のシューズの写真をどうぞ。

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この状態は走り終わった後なので、かなり綺麗な状態。途中は泥で真っ黒。全員が同じシューズを履いているかのようでした。中もこんな感じで汚れています。

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片方だけ洗ってみましたが、違いがよくわかると思います(笑)

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さらに脚の写真も。ピークのときは膝下まで真っ黒でした。

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爪の間もすごいことに。

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 僕はトレイルでもほとんど転ばなくて、いつもかなり綺麗な状態で帰りますが、今回はそんなわけにはいきませんでした。いや、マジですごい泥でした。

 

泥道を登ったり下ったりして、約17キロ地点の第1エイドにたどり着いたのはスタートから3時間56分くらい。予想通りといえば予想通りですが、なかなかタフな時間でした。第1エイドでボランティアさんと話しながら補給していると、ボランティアさんのトランシーバーから「トップの選手が○○エイドに入ります」という声が聞こえてきました。いったいどこのエイドだろうと思っていると、トップの上田瑠偉が姿を現しました。志賀高原エクストリームトレイルでは17キロ地点の第1エイドと、40キロ地点の第3エイドは同じところを使います。つまり上田瑠偉は僕が17キロを走った4時間余りで40キロを走破してきたわけです。あまりの速さに同じエイドにいた選手たちは、ただただ驚くばかり。しかも上田瑠偉は第3エイドをスルーし、だらだらと補給する僕らをあっという間に置き去りにしていきました。その後2分から3分ほどはエイドにいたと思いますが、2位の選手は現れず。いったいどれほどの差をつけたのか…。

 

第1エイドから第2エイドまでは約9キロ。距離は短くとも、またもやスキー場の斜面を焼額山の山頂に向かって登ります。しかもかなりの急斜面。本当にひどいコース設定です(笑)

 

続きます。