トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

脳はそのイメージが良いのか悪いのか判らない。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

イメージトレーニングというのがありますよね。スポーツで言えば、一流選手の動画を見たり、自分が同じ動きをするイメージをしてみたり。本当に意味があるんだろうか、と思いますが、脳というのは、実際にやったこととイメージの違いが判らないらしいです。つまり、ただのイメージでも、脳は実際にやったこととして認識する。脳においては、一度イメージしたら、一度やったことになり、二度イメージしたら、二度やったことになるってことらしい。何度も何度もイメージすると、脳はそれを完全に学習して、再現しようとするってことみたいです。ってことは、やっぱりイメージトレーニングって大切。

器械体操の世界では、40年前は鉄棒で月面宙返りみたいなのが出来れば超一流だったのに、今どきは月面どころかI難度のミヤチ(バーを超えながら後方伸身2回宙返り2回ひねり懸垂)などという、文字では何もわからないような技まで進化しています。また、クライミングの世界では、それまで一流のクライマーが苦労して登った壁を、子どもみたいな年齢の子が一撃で登ったりします。これはおそらく、小さい頃から一流選手の動画を繰り返し見ることで、脳がそこまでは出来るものだと認識しているからなんだと思います。

 

ところが、イメージトレーニングというのは良いことばかりではないようです。脳というのは、そのイメージが良いイメージなのか、悪いイメージなのかを判断することができないらしんんです。つまり、悪いイメージも覚えちゃう。そして、悪いイメージをしたときも、その動きを再現しようとするという、まったく望まない状態になるわけです。スキーとかスノーボードとかする人だとわかりますが、そっちには行きたくないと思いながら、行きたくない方向を見ていると、そちらに行ってしまう。あるいはゴルフだと、池だけは入れちゃダメだからって思っていると、まんまと池に打ち込む。これはすべて、脳がイメージ通りに働いて、動きを再現したってことらしいです。つまり自分が脳に動きを伝えているというね…。

 

どんなことでも良いイメージを持つって大切なんだなって思います。