この2年間、停滞に甘んじている凡人トライアスリートの竹内。納得しかねる練習をし続けての結果なので、まあ、違った意味では納得しているんですけど、じゃあ、本当に速い人たちっていうのは、どんな練習をしているのか、やっぱり気になるわけですよ。そりゃ、長距離走の練習方法なんてすでに出尽くしていて、基本的な練習にアレンジを加える程度のはず。ってことでキプチョゲの練習方法を調べてみました。
長距離耐久スポーツをやっている人にとっては説明不要、世界最速人類のキプチョゲは、ケニア出身の35歳。先日の『breaking２』では、非公式ながら、ついに人類初のフルマラソン2時間切を達成。公式記録でも2時間1分39秒の世界記録を持っています。ちなみに2時間を切ったときの1kmの平均ペースは2分52秒/kmくらい。100mあたりを17.2秒で走り続けたということになります。本人はbreaking2で実際に2時間を切るという経験をしたので、今度は公式記録が残る大会でも2時間を切れる感覚を手に入れたことでしょう。←この感覚がすごく大切。
そんなキプチョゲがどんな練習をしているかを調べてみたら
月曜日 ジョグ
火曜日 インターバル走
水曜日 ジョグ
木曜日 ロング走
金曜日 ジョグ
土曜日 ファルトレク走
日曜日 ジョグ
めっちゃ普通。至って普通。なんも変わらない。もちろんジョグが3分51秒/kmペース(凡人は1kmでしねる)だったりはするけど、インターバルが2分50秒/kmだったり、ロング走は30kmで、長くても40km。ファルトレク走も2分を20回とかで、特別な練習は何も無し。(※この場合のファルトレク走とは、クロカンみたいな未舗装で100mくらいのダッシュとjogを繰り返すこと)
もう呆れるほどシンプル。この一週間をひたすら繰り返して、今にたどり着いたらしいです。もちろん、才能という絶対的なものがあって、初めて2時間に触れることが許されるわけですが、練習内容は凡人でもマネできるものです。
やっぱりさ、魔法なんて無いよね。もうひたすら、苦しい時間をコツコツと積み上げるしかないっていうか、積み上げた先に結果があるんですよね。それだ。
