トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

職人は「ありがとう」の一言で救われる。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

台風21号に引き続き、台風24号でも知多半島では被害が出ました。今日も電話が鳴りっぱなしで、気が休まる時間がありません。

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いつも下らないブログを書いていますが、意外とピリピリしているときもあったりします。

 

僕は現場にも行けば、見積もするし、発注や段取りもして、請求書を起こしたりもします。いつもの数十倍の仕事が一気に舞い込んできているので、それはそれは大変です。特に僕は事務作業が大嫌いなので、事務所に缶詰めで書類を作っているときはイーッ!となったりしてw

 

現場で作業していても、災害復旧工事というのは、予想よりも手間がかかったり、隠蔽部の瓦が割れていたりと、いろんなことがあって大変なのですが、それでもお客さんの「ありがとう」という一言で救われるものです。

 

近年の新築物件では屋根屋がお施主さんに会うことはほとんどありません。本当はお施主さんと話して、屋根や瓦のことについて、伝えることができると良いなと思うんですけど、そういう機会は激減しています。

 

ところが修理で伺うと、ほとんどの場合はお客さんがいて、修理という短い時間ではあっても、お客さんと直接、お話しさせて頂く機会を得ることができます。

災害復旧のときは、僕だけでなく、職人はみな、一件でも多く、少しでも早く修理を完了したいと思って頑張っているのですが、それを支えているのは、他でもない「ありがとう」の一言なんです。ボランティアではなく仕事で行っていることではあっても、やっぱり頑張っている人を支える言葉は「ありがとう」なんです。

 

日本は災害の多い国で、だからこそ、団結力や助け合いの精神が培われたと言われています。ありがとうの一言には、そういう気持ちもこもっているんだと思います。