トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

台風の修理、実は見積が大変だったりします。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

また台風が来ています。次の台風が来る前に屋根を修理してほしい、という連絡をたくさん、それはそれはたくさん頂きますが、すでに限界まで現場を回しています。屋根誠は僕も含めて三人でやっています。三人というと、一見、小さな企業に見えるし、実際に小さな会社なのですが、実は屋根工事業の8割は零細企業なので、三人は普通の大きさです。三人のうち、一人は新築をやっていて、もう一人は台風被害の下見と修理。そして僕は下見、修理、瓦の発注等の段取り、お客さんとの連絡調整や事務処理。

一人でこなせる現場は限られていて、下見だけに絞れば7~8件、作業だけだと多くて4件程度になります。今回の台風で連絡をもらった件数はすでに120件を超えています。

修理が完了している現場も多くありますが、50件に届いていないくらいです。

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これらは全て別の家です。それぞれ、下見して現状を把握して、足りない瓦を持って行って修理するということになります。そして、半分くらいの現場では「見積が欲しい」と言われます。実はこの見積が大変で、60件もの被害に対する見積を作るだけでも一苦労で、見積に対応するために僕が現場に出られなくなっているという事情もあります。

 

「見積が欲しい」にも種類があると思います。保険を使うため、というのが一つ。もう一つは金額を知りたい、というもの。前者であれば書類を作るのは当然ですが、もし後者なのであれば、見積という言葉を使わずに、「だいたいの金額を知りたい」と伝えて頂けると非常に助かります。そうするとざっくりとした金額を、その場でお伝えすることができて、いち早く、修理に移ることができるからです。

金額がわからないのが不安だというお気持ちは理解しています。しかし、今は緊急時なので、見積書が必要なのか、金額を知りたいのか、を区別して伝えて頂けると助かります。

 

このブログがアップされる頃、うちの二人の職人も僕も、現場で作業しています。一件でも多くの現場で修理完了できるように頑張ります。