トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

古い瓦の間に、大きさの違う新しい瓦はハマるのか。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

瓦というのは、今では工業製品なので、大きさに規格があります。40枚使うとか、53枚使うとか、60枚、64枚、100枚とか、一坪辺りに使用する枚数で表現するのですが、昔の瓦というのは、けっこう中途半端な大きさの瓦があったりします。

 

今回、交換してきた瓦は60枚判と64枚判の中間くらいの大きさ。こういう中途半端な大きさの瓦は、特注で作れば手に入るのですが、それだとやっぱり、めちゃくちゃ高価になってしまいます。かといって、交換しないわけにはいかないということで、では、どうするかというと、大きな瓦を切って合わせるんです。

 

普通に使われている53枚判と、今回の瓦を比較してみると、こんなに大きさが違います。

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下側から見てみると、こんなふう。大きさは違うけど、形状はぴったりなので、大きさを合わせることができれば、使えることがわかると思います。

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大きさに合わせて印をして、グラインダーでギョイーンと切ります。

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ほぼ同じ大きさになりました。

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はめてみるとこんな感じ。

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ちょっと黒っぽい瓦の下二枚が新しい瓦です。ほぼわかりません。実際に見ても、職人じゃないとわからないかもしれません。

 

こんな風に対応できるのも、昔からある定番の瓦、和型ならではなんです。