トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

知多半島の海沿い。屋根の上の砂がすごい!

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

常滑というのは知多半島の西岸にあり、僕の家は海まで歩いて1分のところにあります。冬にはほぼ毎日、風速10mを超える、鈴鹿山脈から下りてきた強烈な北西風が吹きつけるので、実はとんでもなく寒い地域でもあります。気温が低いだけの寒さなら、動いているとすぐに体が温まりますが、強風による寒さはなかなか温かくならないので、けっこうキツいのですが、強烈な北西風が運んでくるのは寒さだけではありません。

 

海岸から大量の砂が飛んでくるんです。僕の家くらいになると、ほぼ、影響はないのですが、今回の現場は凄いことになっていました。

 

割れた瓦の交換に伺って、少しだけ瓦を持ち上げてみたら、重なっている部分から砂がサラサラと。砂が浮いている屋根の上は滑って危険なので、パパっと掃除して瓦をめくってみると。

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大量の砂が入っていました。うちで仕事をし始めて20年以上になりますが、こんなに入っているのは初めて見ました。もっと海に近いところでも、こんなに入っていたことはありません。風の通り道になっていたり、海岸の形状だったり、いろんなことが重なっての現象だと思いますが、ちょっと驚きました。

 

このお宅では窓についたシャッターにヒドい錆びが出ていました。ペンキ屋さんも「こんなに錆びてるのは初めて見た」と言っていましが、築15年であんなに錆びるなんて衝撃です。

 

屋根の上の砂とは一見、関係ないようですが、海沿いの砂は塩分も一緒に運んできます。もちろん、空気中にも塩分を含んだ水蒸気が漂っています。

 

海が見える家というのは、なかなかに雰囲気の良いものですが、家を建てるときには、金属製の建材の選び方には注意が必要です。