トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

瓦とスレートを比べると、瓦のほうが安い!?

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

一昨日、昨日と瓦のことについて書きましたが、今日も瓦のことについて書きます。今日は瓦のコストについてです。

 

瓦は高いは嘘

はい。いきなり答えですが、瓦が高いというのは嘘です。

↓の図をご覧ください。

J形釉薬瓦使用、屋根面積100㎡の場合

                      ※金額、年数はあくまでも目安です。
                         「粘土瓦普及委員会」資料より

 

新築時のコストを見ると、化粧スレートが50万円で、瓦は80万円と、30万円も差がありますが、10年後の化粧スレートは塗装と足場で70万円が追加になります。さらに10年後にはもう70万円かかるので新築から20年後には合計で190万円にもなります。

瓦だとせいぜい漆喰の塗り直し等のちょっとした修繕があるくらいなので、10万円を追加して90万円くらいかな。

図では110万円の差になっていますが、修繕代を追加しても100万円の差額になります。

 

これって大げさなんじゃないの?と思うかも知れませんが、これを瓦業界がHP等で公表しても、化粧スレート側からのクレームが無いので、だいたい間違っていないということになります。

 

めっちゃくちゃぶっちゃけた話をしてしまうと、商売的には化粧スレートだと10年後に塗り直しの仕事を確保できるので、それを狙って勧める業者がいます。

そういう業者にとっては瓦だと長持ちしすぎるんですよね。

あるいはそのほうが賢いと言えるかもしれませんが、僕はやっぱりそういうのが嫌なんです(-_-;)

 

新築するということはローンを30年以上も払っていくんですから、ランニングコストにもしっかり注目して、屋根材を選んでくださいね。

 

ではでは。