トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

建物の耐震性と瓦の関係

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

トライアスリート屋根屋と名乗り始めて早一年ですが、最近は故障の影響で練習できていないので、スイマー屋根屋に改名寸前です(´・ω・`)

いや、ろくに泳いでいないので、スイマー屋根屋とも名乗れない感じで、その上、絶賛増量中です(+_+)

 

建物の耐震性と瓦の関係性を学びました

今日は日曜日ですが、故障中でやることのない僕は、名古屋まで仕事のお勉強に行きました。題して「軽い屋根材」より「丈夫な家」~なぜ壁量が住宅の倒壊を左右するのか~です。

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一般社団法人全日本瓦工事業連盟主催のセミナーです。

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長野の平松さんは講師として来てくれました。みなさん、まじめに聴いています。

 

日本の住宅から瓦離れが一挙に進んだのは、阪神淡路大震災からです。あのときに瓦が乗った建物が倒壊した場面を続々と報道され、屋根材の重さが住宅の倒壊に直結するという、間違った認識が広がったためです。

 

正確にいうと、瓦と、瓦以外の軽い屋根材を、同じ構造、同じ形状等、条件を同じくした建物で比べたときには、瓦のほうが不利なのは間違いありません。

 

しかし、屋根材重量の影響はとても小さいんです。実際に、軽い屋根材の建物でも、震災のときにはけっこう倒壊しています。そして、最近、耐震対策として葺き替えの見積をした物件で、屋根を軽くしても、壁の強度不足までは補えず、結局は瓦はそのままで壁の強度を上げるのが、費用対効果が高いという結論が出たものもあります。

 

では、倒壊するかしないかに、なにが影響するかというと、です。この中身を今日は勉強しにいって、ある程度は数字で理解してきました。理解してきたのですが、残念ながらブログで正確に書けるほどではありません。

 

でも、これ。もっときちんと勉強しないといけないことだし、ブログでも書かないといけないと思いました。

なぜなら『屋根を軽くしたから大丈夫!』という勘違いをしてほしくないからです。

 

瓦屋が瓦を売りたいから言ってるわけではなくて、ちゃんと地震に強い建物に住んでほしいのです。

 

ではでは。