トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

昔は曲がった松の木の形を使って柱にしていました。適材適所とはこれだ!

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の瓦葺き師・竹内です。

 

先日のブログ

yoshikixxtri.hatenablog.com

で書いた弘法堂ですが、屋根裏にはこんな材木が使われていました。

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この、梁(はり)という部分。曲がりくねった松の木ですが、この曲がり方を利用しているんです。昔はこうして木の曲がりをそのまま生かして屋根裏の構造を作っていました。大工さんには技術だけでなく、こういう材料を見極める目も備わっていたってことですね。ここまで見事なのはなかなかお目にかかれないので感動します。まさしく適材適所です。

 

これからもこんな家を建てる人が現れたっていいのにね。