長崎から帰ってきて数日後、うちのお客さんの工務店、㈱藤井組さんの旅行で鳥取に行ってきました。昨年は幹事とし参加させて頂きましたが、今回は役無しなのでお気楽です。
昨年の神戸、竹中大工館はめちゃくちゃ面白くて、時間が足りませんでしたが、今回も時間が足りないシリーズがありました。鳥取砂丘にある『砂の美術館』です。
はっきり言おう。ここは行かないと、人生において損します!むしろ大損です!
砂の美術館に展示されているものは、その名の通り、砂で造られた像です。ただの砂を水で固め、それを彫っているだけなので、数か月で壊れてしまいます。実際に観ると、素晴らしく精巧で、それでいて、崩れしまう儚さを感じることができます。僕は2015年の年末、ドイツがテーマの展示以来、2度目の訪館となりました。
今回の展示は南アジアがテーマです。展示館に入ると、インド独立の父、マハトマ・ガンディーが出迎えてくれます。
たぶん、この一枚だけでもわかると思いますが、とにかくリアル。精巧。水で固めただけの砂で、どうやったらこんなに精巧な像を彫れるのか。
なんかいろいろと説明を書こうと思ったけど、無意味だな。とにかく写真をみてください。
少し高いところから観ることもできます。
上から観ると、人との対比で、いかに大きな展示かがわかると思います。
外の展示はマザーテレサでした。
この展示を造った芸術家たちは、この人たち。
会場では造っている経過を動画で観ることもできますが、やはり途中で崩れてしまうこともあり、彼らが相当の苦労を乗り越えて完成させるのがわかります。数か月をかけて造っても、儚く崩れてしまう素晴らしい展示作品。にも関わらず、入館料はなんと600円。今回の南アジアの展示は令和2年1月5日まで。それ以降、4月半ばまでは次の作品の製作に入ります。まだ半年くらいは展示されているので、ぜひとも観に行ってください。絶対に損はしません。