トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

余分なところに漆喰はやっちゃダメ

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

お客さんから「雨樋に花が咲いとるで来てくれー」と言われて、行ってきました。とりあえずドローンで撮影。バックの菜の花と相まって、なんか綺麗な感じw
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とはいえ、雨樋の漏斗の部分に花が咲いているということは、水が流れていないということなので、花や詰まっているゴミ等を撤去しました。余談ですが、ドローンを飛ばしていたら、ご近所さんが大集合で、おじさん、おばさんのアイドル状態でしたw

 

雨樋を詰まらせる原因の多くは飛んできた枯れ葉ですが、こちらのお宅では違いました。
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なんだか新築のころに、ある左官屋さんにすすめられて、瓦の繋ぎ目すべてに漆喰を塗ったそうです。漆喰は10年もしたらポロポロととれてきます。ポロポロととれてきた漆喰は、風で飛散するか、あるいは雨樋に落ちるかになります。その落ちた漆喰が土のようになって、雨樋に詰まり、花を咲かせたわけです。

やらなくていい漆喰工事にお金をかけて、咲いた花の取り除きにお金をかけて、とてももったいないことだと思います。

 

瓦屋根で漆喰とかシリコンコーキングをすすめられたりしたら、近くの屋根屋や瓦葺き職人に相談してみてくださいね。