麺類が好きです。ラーメン、蕎麦、うどん。全て好きです。ラーメンはジャンキーでバルキーで、でも作り手の良い意味での馬鹿さ加減が好きです。蕎麦が好きというと、大人な感じがしてかっこいいのが好き。そしてうどんはシンプルさ、出汁の美味さがダイレクトな辺りが好きです。
そんなワタクシですが、香川でうどんを食ったのは初めてでした。
一軒目は『竹清(ちくせい)』さん。
https://goo.gl/maps/YYFkYyZ38DQ2
セルフうどんという、他の地域にはあまりない方式。ネットで調べて行ったし、店内にはお客さんが並んでいて、先客の動向を伺うことができたので、基本的には戸惑うことはありませんでした。
が、入ったとたんに、ヤリ手ばばあ(愛でしかない悪口)がメモ用紙を片手に「天ぷらはどうする？」と聞いてきて、「え？え？」となっていると「竹輪と玉子」と、馬鹿にすることなく教えてくれました。玉子一個とうどん一玉で、と伝えるとメモ用紙に暗号を書いて渡してくれました。それを持って列に並び、すこしずつレジに近づいていきます。レジの手前ではうどんを打っていました。
レジにたどり着くと、ヤリ手ばばあ２にメモ用紙を渡します。
「一玉と玉子で270円ね」と言われて、先に支払います。安いです。
支払いを終え、待っている間に周りを観察。なるほど、あそこで麺を温めてから出汁をかけるワケだな。ネギと天かすはあそこね…。ヤリ手ばばあ２は、ヤリ手ばばあ３が玉数に分けたうどんを淀みなくお客さんに渡していきますが、何も言わずに渡すので、こっちから「これ一玉？」と聞くことになります。ここでは間違えることなんて無いという絶対的な自信を感じました。
もらったうどんを温め、出汁とネギ、天かす、わかめをたっぷり。
想像以上の美味さ。麺はもっと硬いのかと思っていたけど、意外と柔らかい。いや、柔らかいのとは違う。コシはあるのに硬くない。初めての食感。出汁も澄んでいて味の濃さも完璧。三分の一ほど食べたところで、玉子天が登場。
揚げたてを届けてくれます。この玉子天も美味かったー。半熟具合も衣のさっくりした感じも完璧ですやん。竹清さんのうどん。本当に美味しゅうございました。
続いて向かったのは『手打十段 うどんバカ一代』さん。
バカ一代さんは店の前から凄い行列。
このとき時間は14時過ぎです。こんなに並んでいるなんて驚きです。
こんなに並んだの久しぶり。ですが、食べ始めるまでに30分くらいかな。列の長さの割りには早かったです。
お店の中も物凄い混雑です。食べている人と待っている人の数が同じくらい。
うどんバカ一代さんでセルフなのは、器の上げ下げだけ。最初にうどんを注文するとすぐに出てきます。次に天ぷらを皿にとり、レジでお金を払い、任意の席に座ります。
今回は肉うどんと穴子天です。
この穴子天、100円です。なんか間違ってないかと思うくらい安いです。出汁の味は肉の味でイマイチわからずwでしたが、女房の出汁をもらったら、こちらも美味かったなー。麺もしっかりしているのに硬くない。なんでこんなふうにできるんだろう。
今回は二軒でうどんを食べましたが、確かに二軒とも美味かったなー。よく、うどんを食べるためだけに香川に行くっていう人たちがいるのは知っていて、そんな人たちを僕は「そこまでじゃないだろ…」と冷ややかな目で見ていたわけですが、いや、その気持ちも少しは分かるようになりました。半玉だったら、何軒もハシゴできますからね。
香川のうどん、本当に美味しかったです。
