トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

壁と屋根のつなぎ目からの雨漏り

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

台風のときに、とんでもなく雨漏りして、家の中に水たまりができてしまったというお宅の工事をしてきました。常滑知多市の南部には、二階部分は住居としてではなく、物置として使われるような家がたくさんあります。庇の屋根と二階の大屋根の高さの差は150cm程度。

f:id:yoshikixx:20181225193030j:plain

こんな建物が多くあります。

窓は二階の明り取りとして設置されているのですが、今回はその明り取りと雨戸の戸袋の下、壁と屋根のつなぎ目辺りからの雨漏りでした。

f:id:yoshikixx:20181225193116j:plain

明り取りや戸袋の下

f:id:yoshikixx:20181225193309p:plain

特に柱と漆喰のつなぎ目から雨漏りしていました。

たぶん、新築時は、といっても80年くらい前ですが、壁にも漆喰が塗ってあり、柱にもしっかりとくっついていて、雨を止めていたのでしょうが、経年劣化で柱も痩せてくるし、地震等の振動もあって、漆喰が離れてきちゃうんですね。

 

で、今回はこの部分に雨押え板金というのを施工してきました。

f:id:yoshikixx:20181225193808j:plain

雨押え板金

壁の立ち上がり部分にも、板金が立ち上がるようにして、強風時も雨が壁に直接、当たらないようにしました。これで、雨漏りは止まるはず。んー、止まってくれ!

 

雨漏り=屋根と思いがちですが、意外と多いのが壁からの雨漏りです。それでも雨漏りに一番詳しいのは屋根屋なので、雨漏りしたら『様子見』なんてしていないで、すぐに屋根屋を呼んでくださいね。