トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

GLIM SPANKYのニューアルバムをフラゲして、松尾レミの向かう先について思ったこと。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

11月21日(水)、本日発売のGLIM SPANKYのニューアルバム『LOOKING FOR THE MAGIC』を前日にフライングゲットして聴きました。

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一曲目の『Dimentional Desert』はシタールなんかを使い、松尾レミのボーカルをしっかりと生かしたサイケデリックな曲。なるほど、納得といったところ。

 

ところが二曲目の『Love is There』は何を思ったのか、中途半端に聴きやすさを求めてしまったような…。

 

三曲目『TV Show』は7曲目『愚か者たち』と同じく、ロックではあるしキャッチーではあるけど、もう一つ物足りなさを感じる。ファーストアルバムの一曲目、『焦燥』のインパクトはどこに置き忘れてしまったのやら。

 

いや、嫌いじゃないんです。すごく聴きやすくて、いろんなジャンルの曲を上手に混ぜていて、かっこいい部分もある、良いアルバムだと思うんです。でも、僕が求める松尾レミではないってことなんです。松尾レミのボーカルが好きだからこそ、もっとロックに走ってほしい。聴きにくいけど、突き刺さる曲を作ってほしい。

 

日本のロックというのは、というか音楽業界では女性のロックボーカリストを育てる意志は無いのだろうか。Superflyの越智志帆という才能に『タマシイレボリューション』という、SHOW-YAの『限界LOVERS』に匹敵する、世紀の駄作を唄わせてぶっ潰し、ただのポップス歌手にしてしまった同じ轍を踏むのか。

 

GLIM SPANKYの曲の多くは、松尾レミが書いていて、それはつまりプロデューサーの求める曲を作る能力を備えているということに他ならないし、素晴らしいことではあるけど、それだけに、プロデューサーのセンス、ロックに対する意識、ロックシンガー・松尾レミを育てる意志がなければ、松尾レミという稀有な才能をポップス歌手にしてしまうことになってしまう。

 

映画やCMのタイアップを取るのは結構だけど、それは曲を発表した後で、向こうから使わせてくれと言わせれば良い。GLIM SPANKYと松尾レミには、それだけの力があるはず。

 

2019年5月12日は名古屋のDIAMOND HALLでライブを観ます。ライブではしっかりとロックバンドとして演ってほしいと、切に願います。