日月で一般社団法人全日本瓦工事業連盟青年部中部ブロック会議 in静岡(長い)に参加してきました。
この忙しいのに、静岡に行っている場合なのか!?という思いも無いわけではなかったけど、二年前に僕が部長として主管した愛知大会に、忙しい中を来てもらったのに、僕が行かないという不義理はできないということで、日曜出勤してくれた職人たちを送り出してから、静岡へゴー。
途中でご飯を食べても13時の開会には間に合うだろうと、改めてスケジュールを確認してみたら、なんと12時開会。んーギリギリでアウトw 新東名高速道路を制限速度順守でひた走りました。
しかし、到着してみると、静岡青年部部長の長澤君がたどたどしい挨拶をする寸前。なんとか間に合いました。
普段、お世話になっている一宮の雄、㈱モリテツの森さんは全瓦連中部ブロック長としての挨拶の中で、災害対策について、善意だけで行動すると会社が潰れてしまうので、きちんとお金を回収できる仕組み作りの必要性を説いてくれました。もうごもっともだと思います。僕たち職人は、どうしても善意だけで動こうとしてしまうけど、それで倒れてしまっては元も子もなくなってしまう。
㈱瓦粋の塚本社長の基調講演では、今後、うちでも生かすことのできるヒントがたくさん。こういう機会で聴いたことのうち、一つでも実行できれば、こういう会に入会している意義もあります。逆に聴いて終わりにしている人は「入っていても意味が無い」とか言ったりしてね…。台風の対策が一段落してから始めても、来年の春までに二つくらいは実現できそうな感じです。
途中、瓦メーカー等の宣伝タイムが入りましたが、ここで淡路は大栄窯業株式会社の道上さんが登場。とかいって、隣に座ってましたけどねw
道上さんと僕は『志を同じうする者』、同志です。今の僕があるのは、淡路島でのあの日、道上さんの話しを聴かせてもらったから。そのときの思いが静岡の仲間にも伝播して、中部ブロック会議in静岡への招聘に繋がりました。遠くから来て頂いてありがとうございました。
続いて、駿府城公園に移動して、ドローンルーファーという、屋根屋専用ドローンの実演。駿府城公園のような場所でドローンを飛ばすのは、行政との調整がとても大変で、長澤君は5回も足を運んだとのことでした。
駿府城のなんとか櫓、妻の鬼瓦に近づくドローン。
ドローンを見上げるおっさんたちw
興味津々です。なにやらこの模様は静岡新聞に取り上げられたようです。
写真のクオリティはこんな感じ。
「これなら上らなくてもわかる!」という声があちこちから上がっていました。
労働基準法では、足場の掛かっていない屋根に上がること自体が違法になります。でも、点検の段階で足場を掛けるなんて現実的ではありません。今まではグレーゾーンというか、完全に黒なのを分かっていてやっていましたし、これからもやらざるを得ないのは間違いありません。でも、ドローンを使うことで『黙認せざるを得なかったことをやらなくて済む』回数が格段に減るはずです。
初日はとても勉強になりました。この勉強が有意義になるかどうかは、自分が生かすことができるかどうかにかかっています。後は実行あるのみです。