トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

IRONMANグレ、バイク編 その1

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

なんせ色々と書きたいことがありますが、一部の方から「あの50分間はなんなんだ!?」という質問が来ているので、レースを先に進めます。

 

スイムを196位/1235人中で上がり、トランジションバッグを探してテントに移動。バッグを開いてみると中身が違う!間違えて他の人の物を持ってきてしまったようです。慌てて戻り、元の場所を探しているとボランティアの人が「こっちはやっとくから、あなたは自分のを探して!」と韓国語で言ってくれた(っぽい)ので、お任せして自分のバッグを取り、着替えているとBグループでスタートした小森さんが登場。「何やってんですか!」と叱られるものの、僕的には悪くないタイムだったし「小森さんが速いんですって!お先に行きます!」と言い残して、まだまだバイクがたくさん残っているラックから出発。

 

バイクスタートの位置までバイクを押していくと、サム酒井さんが「SQUAD TAKUYA ファイトー!」と声を掛けてくれました。めちゃくちゃ嬉しくてテンションが上がります。サムさんありがとう。

 

バイクに飛び乗り、走り出してすぐに道路のギャップでバイクが跳ねて、高濃度アミノ酸・ベスパハイパーが落ちる。一個700円するのに!と思いつつも、拾いに帰るわけにもいかず、そのまま進むことに。

 

最初の10キロは上り。上りとはいえ、キツい上りは8.5km以降のみだし、いつもチーム練習しているコースと比べれば平坦みたいなものなので、アップのつもりでDHポジションで淡々と走ります。伊勢志摩里海トライアスロンのときとは違い、心拍数も落ち着き、身体も楽に感じます。6km地点あたりで先頭とすれ違い、しばらくするとチームメイトのシズカちゃんが登場。男女含めて10位くらいに位置しています。さすがスイマー。超速い。

 

10%ほどの坂に入って、抜く選手95%、抜かれる選手5%といった感じ。まだまだアップのつもりなので、特には気にしません。頂上でUターンして一気に下ります。下り大好きですが、まだまだ序盤の下りで落車でもしたら、その時点で終わってしまうので、飛ばしすぎないように下り、それでも最高速度は70.0kmを記録しました。

 

気持ちよく下っていると、またもやギャップで跳ねて、今度はボトルが飛びました!それもサドル後ろの一本と、ダウンチューブに着けていたエアロボトルの二本が同時に!通常2本か3本のボトルを持ちますが、今大会ではあえて4本にして、経口補水液に粉飴とクエン酸を溶くことで、4時間分の水分、塩分、エネルギーを補給するつもりだったのに、早くも補給計画が崩壊。

 

マジか!?とは思ったし、声も出ましたが、落としたものは仕方ないので、すぐに切り替えて安全に下り、平坦基調な道路に戻りました。平坦道路もギャップがあり、気づいたギャップでは荷重を抜いて対応。

 

しばらく走ると、スイムで5分ほど先行されたチームメイトのたっつんに追いつきました。「速いじゃん!」と声をかけ、「ボトル2本落としちゃった(笑)」と言いながら、そのまま抜き去り、左コーナーに入ると、またギャップで跳ねて3本目のボトルを発射。まさかの3本発射で残りは1本。その一部始終を見ていた、たっつんは大会後に「追いかけてボトルを渡そうかと思ったけど、速度差がありすぎて、自分のレースを優先しました。すいません」なんて言ってくれましたが、レース中はエイド以外の補給は禁止なので、もし受け取っていたら二人とも失格。トライアスロンは独力で戦うスポーツなんです。でも、たっつんの気持ちは嬉しかった。ありがとう、たっつん。

 

残る補給はジェルが4個(二時間分)とベスパハイパー3個、塩が8個。足りない分はエイドで貰うしかないけど、まあ、なんとかなるだろう。なんとかするしかないし(笑)

とにかく抑えてレースを進めていきました。

 

続きます。