トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

災害が発生すると悪徳業者も湧いてきます。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

またしても大阪で大きな地震がありました。まずは被災された方々のご冥福とお見舞いを申し上げます。

 

悪徳業者に注意してください

大きな地震が起きると、必ず悪徳業者が被災地に乗り込んできます。困っている人の足下を見る、まさしく火事場泥棒です。屋根が傷んでいるところを次から次へと訪問して、無茶苦茶なことをやって、とんでもない金額を請求してきます。過去の例だと、ブルーシートの切れっぱしをふわっと置いて10万円なんていうのもあります。普通の大きさの家であれば、最大にかかっても五万円までだと思ってください。

 

災害が起きたとき、屋根屋は忙殺されます

地震に限らず、台風等の災害が起きて、屋根に多くの被害が及んだ時、屋根屋はとにかく忙しくなります。もう劇的に忙しいです。朝から電話が鳴りっぱなしになり、FAXはひたすら紙を排出してきます。うちみたいな小さな会社ですら、一度の台風で130件ほどの連絡を一日で受付け、さらに数日間は増え続けるという経験をしたことがあります。そうなると、最初の数日間は、受付順よりもエリアごとに手分けして、一人で1日、10件以上の下見と応急処置に回ります。その後に復旧作業に移りますが、とにかく忙しい日々が数か月、続くこともあります。ってことは、忙しすぎて連絡をもらってもいない現場にしゃしゃり出ていく余裕なんて、まったく無いんです。

 

姫路の瓦屋、表瓦の表さんのブログでも、そういったことが書かれています。

omotekawara.hatenablog.com

 

つまり、災害で大変なときに自ら乗り込んできて、営業してくるような業者は、たいがいが悪徳業者だということです。

 

はっきり言うと、雨漏りでは死にません。地元の大工さんや工務店、屋根屋に連絡して、対応してもらえるまで、慌てずに待ってください。

 

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