わが町、常滑といえば日本の六古窯の一つに数えられる常滑焼。常滑焼といえば急須やや湯飲みと言ったお茶関係のものが有名ですが、土管や甕といった大物も常滑焼の特徴です。
焼酎瓶や土管は至る所で道路の壁や、家の基礎にも使われていて、それは子どもの頃から見慣れた風景でした。
今回、屋根の修理でお邪魔したお客さんの、隣家との境にも土管や甕が使われていました。
レトロな雰囲気が洒落ていますが、常滑では当たり前な感じ。庭の中なので、外からは見ることができません。
そして壁に備え付けになっていた手洗い場がこれ。
常滑はタイルもたくさん生産しているんです。衛生陶器の手洗いの周りにタイルが貼られていて、壁も水はねに強くなるように、小さなタイルが貼られています。木の扉もお洒落。残念ながら、今は使われていないようですが、お手入れは行き届いていました。
昔の流しとか手洗い場って、こういうタイル張りが多かったと思うんです。子どもの頃はあんまり好きじゃなかったwんですけど、大人になってみると、小さいタイルがたくさん貼ってある手洗い場って、かわいいなと思うようになりました。
こういうタイルがもっと使われるようになると嬉しいんですけど、残念ながら、タイルってポロっと外れちゃうことがありますよね。外れただけなら接着剤で貼れば良いんですけど、割れちゃうと元に戻せなくて、穴が空いたようになっちゃうのが残念なところでした。
ところが今はタイル一枚から復元してくれる会社があります。
なんのことはない、僕の高校の同級生で、青年会議所(JC)の同志でもある赤井くんの会社です。
タイルが抜けちゃっている手洗い場。おじいちゃんやおばあちゃんとの思い出とともに蘇ります。