トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

職人たちの勉強会

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

ハウスメーカーの下請けで作っている会社があって、うちもずいぶん昔から、入っています。同業者同士で作った会社なので、当時はすぐに仲違いして終わるだろうと言われたようですが、いつの間にやら40年を超えて続いています。当時も今も変わらないのは、本音をぶつけ合って、お互いを理解し合うこと。特に設立当時の人たちは半分、喧嘩のような感じでやりあったみたいです。

 

そんな流れの中で十数年前に生まれたのが、社内の資格制度。その資格を持っている人が最低1人いないと、そのハウスメーカーの現場では作業してはいけないというふうに社内で取り決めて、お客さんに高い品質の屋根工事を提供するようにしています。

 

年に一度はいろんなテーマで研修会を行いますが、今回は現場において困っていること、綺麗に仕上げるために工夫していること等を話し合いました。

 

僕は司会なので、テーブルには着かずにふらふらと各テーブルを回ります。

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いつもは別の会社、別の現場で作業している職人たちが、積極的に意見交換します。

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現場が好きなので、意外と職人同士の話しが弾みます。

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実はこれって凄く貴重で、珍しいことです。なぜなら、職人の知識とか経験といった、現場を綺麗に納めたり、早く納めたりするためのことは、職人にとって何よりの財産であり、内緒にしておきたいところもあるからです。そんな貴重な知識をどんどん出し合うことで、みんなでレベルを高めていくことができているのが、この会社の素晴らしいところです。

 

安全作業に対する意識向上も。当たり前のことでも、繰り返し勉強します。みんな真面目に聴きます。

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うちみたいな零細企業だと、普段は決まった人としか話すことがありませんが、こういう機会があると、とても良い刺激を受けることができます。今回の研修会で勉強したことも、今後の現場に生きてくることでしょう。