うちは屋根屋なので、仕事の95%くらいは瓦を触っています。そこに漆喰の仕事が少しプラスされるんですけど、実はたまに雨樋も触ります。
↑はうちで施工した雨樋です。
雨樋というのは、うちのあたりでは基本的には板金屋さんの仕事なんですけど、瓦や漆喰の仕事で伺ったお客さんから雨樋のことで相談されたりしたら、けっこううちでやっちゃいます。樋というのは屋根の先っぽにかかっているので、屋根の一部といっても良いわけで、瓦を触りにいったついでに樋掃除するなんて、まあ、普通にやっています。
樋受け金具を取り付けて、丸樋を乗せて、繋いで、じょうごを取り付けて、エルボと竪樋を組み合わせて落としていく、という一連の作業ですが、瓦の仕事よりも、ぱたぱたーっと出来上がっていくスピード感?プラモデル感?みたいなのが、意外と好きだったりします。
雨樋が壊れていても、雨漏りするわけではないので後回しになりがちだし、どこに頼んでいいかわからない部分でもあると思うんです。
「雨樋が壊れてても、どばどば音がするくらいだし、ほっといても良いよね」なんて思っていたとしても、壊れた雨樋を修理すると、意外なほど静かに、快適になるし、実はご近所への気配りの一つにもなるので、うちで良ければ声を掛けてくださいね。