昨日のブログ
久しぶりに隅棟を積んでみた - トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ
では、久しぶりに隅棟を積んでみましたが、作業しているときに、お客さんが、下屋根にある、短い隅棟のしっくいを塗り直してくれと言ってきました。
こんなふうだし
こんなふうなので
気持ちはわかるけど、根本的に積み方が悪いから、うんぬんかんぬんと説明しても、とにかく塗ってほしいと言われたので、じゃあ、一応、やってみますってことに。
根本的に積み方が悪いっていうのは、本当なら隅棟は、この写真の赤線くらいのところで切らないといけないってこと。
ですが、ここで切るには屋根形状的に無理があって、こんなふうにしちゃったんだろうと予測しています。
とにかく、綺麗に塗り直すべく、まずは今、塗ってあったしっくいを取り除きます。なぜか貼り付けられていた瓦をめくってみると
おお…、なんかおどろおどろしい…。空間があるし…。
ばばばっと取り除いて、外に出過ぎないように塗り直し。
なんか瓦がひん曲がってるけど、変に触ると壊れそうなので、そのままに…。
反対側は写せなかったけど、かなり奥に塗りました。
鬼瓦の下もなんとかかんとか。
この屋根形状なら、隅棟をつむよりも、7寸か8寸の紐丸瓦を被せたほうが良かったんじゃないかなぁと思います。
お客さんは喜んでくれたので、良しとします。