前にも書いたんですけど、ウチの辺りには土地と建物の関係で、屋根が斜めに切られている家がちょいちょいあります。屋根は最初から斜めやんと思うかもしれませんが、その斜めとは違って、こんなふうです↓
このピンクで囲んである辺りがそれ。うちの辺りでは「しみず」と呼んでいます。ここを納めるためには、瓦を斜めにカットして、上手いことやる必要があります。下手すると雨漏り決定。
今回は別件で呼ばれていった現場がしみずになっていたんですけど、そこから雨漏りしていることが発覚。直すことになりました。なんで雨漏りしちゃうかっていうと、瓦の傾きが逆だから。こんなふうです。
屋根の上のほうから撮った写真なので、水の流れは矢印のほう。で、何が問題かっていうと向かって右側の瓦の傾き。
矢印のほうに傾いているのがわかりますかね?こんなふうだと水が左の瓦の下に向かって流れるんです。しっくいが塗ってありますが、防水効果は低くて、入っていっちゃいます。じゃあ、どうすれば良いかというと、傾きを反対に向けます。↓の矢印は反対に傾けてありますが、ここまで極端じゃなくても大丈夫。水平くらいでOK。
築50年くらいだと思うんですけど、なんでこんなふうに葺いちゃったんかなと。んー当時は建築ラッシュみたいなのがあって、職人不足だったので、おかしな施工も多いんですよね。
直したら報告しますね。