トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

断熱性の違いは雪の解け具合で分かる。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

昨日のブログ『インフルエンサー竹内』で使用した一枚の写真。

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この中途半端かつ無意味に見える写真ですが、実は屋根材の性能に関して、非常に分かりやすい状態が写っています。

 

Aの屋根とBの屋根の違いがそれです。

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Aの屋根には雪が残っているのに、Bの屋根には残っていません。これで何が分かるかとかというと、屋根材による断熱性の違いが分かるんです。

 

どっちの断熱性が高いかというと、Aの屋根材です。雪が残っているということは、建物の中の熱が屋根の上まで伝わっていないということ。逆にBの屋根材は建物内の熱を屋根の上に逃がしてしまっているので、雪が解けたということなんです。ちなみに、手前の青いスレートは倉庫なので、屋内も外気と同じ気温なので、まったく解ける気配がありません。

 

Aの建物は我が家の離れで、築50年くらいで陶器瓦葺き。Bの建物は築3年くらいのカラーベスト(化粧スレート)葺きです。我が家の離れには断熱材なんて洒落たものは使っていないけど、Bの建物にはたっぷり使われているはず。それでもこんなに違いが出るんです。あ、Bの建物も、二階で暖房を使わなければ、雪が解けることは無かったと思います。

 

これだけの違いがあるということは、光熱費にかなりの差が出ます。建物の屋根材を選ぶときの参考にしてくださいね。