トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

インテリア的鬼瓦開発秘話を聞きました。

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

木曜日にお邪魔してきたグローバルゲート二階の『interior essence』。

 

たまたま友達のお店ということで行ったのですが、そこに置いてあったのがインテリア的鬼瓦。

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『鬼瓦家守』といいます。

iemori<鬼瓦家守>-新東株式会社

 

鬼瓦自体の大きさは縦90mm、横110mmで、厚みは50mm。

木枠の大きさは縦140mm、横200mmと決して大きくありません。机の上や玄関に置くのにちょうど良い大きさです。

 

しかし、小さいからといって侮るなかれ。全て手作りです。『鬼師』と呼ばれる鬼瓦を専門で作る職人さんが、一つひとつ、心を込めて作っています。

 

心を込めて、と書きましたが、鬼師の作る鬼は、どこか鬼師自身や家族に似ていて、そのときの感情や思いが反映されます。

 

そんな『鬼瓦家守』というブランドを立ち上げたのが新東㈱という瓦メーカーの石川専務。

住宅に対する瓦の採用率が低下している今、鬼瓦や鬼瓦を作る鬼師は絶滅の危機に立たされています。そんな危機にわずかでも抗うべく、鬼瓦をインテリアとして使うことを思いついたそうです。

 

そのプロジェクトを実現すべく、インテリアの専門家として紹介されたのが『interior essence』の川端社長でした。

 

瓦の専門家にしてインテリアの素人、石川専務は瓦と鬼瓦、鬼師に対する情熱と思いを、インテリアの専門家にして瓦の素人、川端社長にぶつけ、川端社長がその思いに応えたというのが、流れなんですが、一つの新しいプロジェクトをきちんと商売として流れに乗せるということには、大変なことが多かったそうです。

 

その大変なことを乗り越えるために、川端社長はご自身の人脈を駆使し、一人ひとりに石川専務の思いを伝えることで、協力者を増やしていったとのこと。

 

昨日のブログにも書きましたが、僕は情熱と思いのある人が好きだし、そういう人と仕事をしたい。

 

僕は川端社長から話を聞きかじっただけで、あまり詳しいことを書いてはいけない気がするのですが、開発秘話的なことも、ぜひHP等で明かしてほしいと思います。

 

思いは伝播しますから。