トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

震災が起こる前に、屋根屋がやるべきこと

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

朝は早起きして岐阜城を攻略した、一般社団法人全日本瓦工事業連盟青年部中部ブロック会議in岐阜(長い)の二日目。

 

前日のことをを踏まえ

yoshikixxtri.hatenablog.com

 

各地域の特性に合わせた課題と対策を話し合いました。

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愛知県の僕たちが抱える課題は、他地域と違い、瓦の産地ならでは。

 

日本の瓦の6割は三河地区で生産されています。うちから車で40分弱で瓦メーカーがたくさんあります。それにより、現場に納入する瓦の枚数に関してギリギリのところを狙うことができます。仮に1枚足りなくても、電話一本で2時間もあれば届けてくれることもあるんですからね。無駄に余分な枚数=余裕を持った枚数を発注しなくても、良いというメリットがあるんです。

 

が、これが震災のときにはデメリットにもなってしまうことがわかりました。交通が遮断され、かつ瓦メーカーが被災し、瓦の生産がストップしたときに、在庫があればしばらくの間はしのげますが、在庫をほぼ持たない愛知県の屋根屋は、すぐに底が尽きてしまいます。

 

在庫を持つ=経費がかかるわけですから、経営的には判断が難しいところですが、メーカーと協力して在庫を確保する方法とかも提示してもらえました。一社では難しくても、連盟だとか組合でなら可能なこともあります。

 

各地域の意見が出揃ったら、次はみんなでお互いの意見を見て、評価しあいます。

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なんかみんな真面目。でも、これも地域性で、東海地区の人たちは子どものころから「次の瞬間に大地震が来てもおかしくない」と言われ続けて育ってきたのちに、阪神淡路大震災東日本大震災等の巨大地震を目撃し、復興の手伝いも経験してきたことで、次は我が身だという気持ちが強いんだと思います。我関せずという、ノンキな感じは一切ありませんでした。

 

うちでもブルーシートの備蓄や、車のこまめな給油等、普段からできること、やるべきことはやっていかないといけないと、とても勉強になった二日間でした。

 

設営して頂いた岐阜県青年部のみなさん、お世話になりました。

 

ではでは。