トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

やっちゃダメなやつ(´・ω・`)

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

今日は夕方から一般社団法人半田法人会青年部総会(長い)なので、午前中だけで一件、雨漏りの修繕をしようと思って現場に行ってみたら…

 

ここは埋めちゃダメ(´・ω・`)

こんなふうになっていました↓


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瓦の水下側までシリコンやセメントで埋められています(´・ω・`)

 

雨漏りしたから、隙間を埋めちゃえ!という気持ちは分かりますが、これはやっちゃダメなのです。

www.yane-savers.jp

 

雨漏りを治すことに必要なのは、瓦の隙間をなくすことではなく、水をきちんと流すことです。こんなふうに埋めてしまったら、流れるはずの水が流れなくなってしまい、雨漏りは悪化するだけです。

 

こういう工法を進めている、ある会社のHPでは、堂々と「うちはここまで埋めちゃいます!」みたいに書かれていました。つまり、その会社は瓦のことを知らないってことです。

 

予定外ですが、まずはシリコンの切り取りから開始。

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カッターナイフを使って、ひたすら切り取ります。瓦の枚数で100枚以上…。刃を二枚も折り、ぐいぐいと押さないと切れないので、指も痛め…(´・ω・`)

 

2時間近くを要して、なんとか切り取りは終了しましたが、ここで僕がタイムアップ。次の予定のために、本格的な雨漏り止めまでたどり着けませんでした。もちろん、後日、伺うのですが、余分な経費がかかってしまいます。

 

雨漏りの修繕は、僕たちみたいな職人に依頼してもらっても、10万円もかかることはほとんどありません。数万円をケチって、危険な屋根の上に上り、あいまいなことをしてしまうくらいなら、専門家に見てもらってくださいね。

 

ではでは。