トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

出張、バイクのフォーム鑑定団!

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

あまりセミナーの事ばかり書いていてもアレなので、今日はトライアスロンバイク、特にポジションについてです。ブログタイトルではフォームと書きましたが、バイクのポジションンと言っても一般的ではないので、フォームという表現にしてみました。

 

ママチャリにしか乗ったことのない人でも、サドルの高さで漕ぎやすさが変わるという経験をしたことがあると思いますが、ロードバイクトライアスロンで使用する、TTバイクでは、サドルのみならず、ハンドルの高さや前後の位置で、最高速度や長時間維持できる速度、疲労度が変わってきます。ポジションが合っていないと、腰や膝を痛めてしまい、自転車に乗ってる場合じゃなくなってきます。

 けんちゃんの場合

f:id:yoshikixx:20170130185201p:plain

けんちゃんは僕が所属するトライアスロンチームSQUAD TAKUYA(たくすく)でも1,2を争うバイクの走力があります。この写真を撮ったときも、自動車で近づきながら「すげぇ速いヤツがおるなぁ」と思っていて、抜きざまにけんちゃんだ!と気づいて、速いことに納得しました。

 

で、けんちゃんのポジションの特徴は、ハンドルが凄く低いこと。頭の高さが背中よりも低いくらいなのが、写真からわかると思います。これにより、空気抵抗を下げられるので、速度を上げることができます。ただ、この低く、空気の壁を切り裂くようなかっこいいポジション(べた褒め笑)は、上半身、特に肩甲骨や肩回りがとても疲れるのと、肺が潰されるので、すごく苦しくなります。僕だったらとてもじゃないけど、このポジションで180キロのバイクパートをこなすことはできません。せいぜい90キロかな…。それが可能なのはけんちゃんの体幹が並外れて強いからだと思います。

もう一つの特徴はサドルが前に出され、さらにそのサドルの前に座っていること。これにより、ペダルに対して体重を乗せることを可能にしています。ただ、ハンドルの高さのときと同じで、やはり上半身への負担が増える傾向になるので、このあたりのバランスが難しいところです。

今回、横を並走しながら、初めてけんちゃんのライディングをじっくりと見ましたが、まあすごいですね。ポジションはかっこいいし、ペダリングも滑らか。良いものを見せていただきました。

 

なんばらさんの場合

f:id:yoshikixx:20170130180752j:image

なんばらさんはTRIFUNSというチームのキャプテンで、たくすくの練習にも良く来てくれるし、仲間の飲み会を全面的に仕切ってくれる兄貴分です。ちょい悪ですね(笑)

なんばらさんのポジションはけんちゃんと比べてみるとわかると思いますが、頭の位置=ハンドル位置が高いです。もちろん低いに越したことはないんですけど、疲労や苦しさで速度が落ちたり、走れなくなってしまっては無意味なので、このくらいの高さにして速度と疲労のバランスをとっているのだと思います。なんばらさんはちょい悪な見た目に反して(?)真面目に練習していて、ぐんぐん速くなってきているし、これからポジションも変わってくるかなと思います。それにしても脚が長いですね(;・∀・)

 

ながこの場合

f:id:yoshikixx:20170130192433p:plain

ながこです。女房です。悔しいかな、美しいポジションを持っています(-_-;)

こんなに美しいポジションでバイクに乗れる日本人女性って、そんなにいないはず。嫉妬しますね(笑)

ちょうどけんちゃんとなんばらさんの中間くらいに位置する頭の高さ。どっちかっていうとけんちゃんに近いかな。サドルの位置はけんちゃんよりも後ろにあって、前過ぎないことで、上半身の疲労を軽減しています。

ろくに練習しないのに、この低いポジションで走れるのは、骨格という才能があるんだなと思います。肘と膝の位置が近いことから、ちょっと詰まった印象があるので、ハンドルをあと1センチくらい前に出すと呼吸が楽になるかなと思います。

 

ポジションは人それぞれの骨格や筋力、走行する距離やレベルによって変わってくるものなんですが、こうしてじっくり見てみると参考になります。自分のポジションを見る機会はほとんどないので、膝が治って、バイクが戻ってきたら、僕も撮影してもらいたいと思います。

 

長くなってしまいました。やっぱりバイクのことを書くのは楽しいですね(笑)

 

ではでは。