トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

年末年始の旅で入った温泉の瓦屋根

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

年末年始の旅では、いくつもの温泉に入ってきました。宿泊は車ですがね(・∀・)

 

その一つが↓の山鹿温泉、さくら湯です。 


山鹿温泉「さくら湯」 公式ホームページ | 山鹿ガイド

 
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ビシッと葺きあげられた瓦屋根が重厚で美しいです。
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湯船は↑こんなふう。お湯もとろみがあって素晴らしい。

 以下、HPから引用します。

『さくら湯は今から約370年前の江戸時代に、肥後細川藩初代藩主細川忠利公は山鹿の温泉をたいへん気に入り、寛永17年、山鹿にあった藩の御茶屋を新築しました。この御茶屋が“さくら湯の歴史の始まり”です。 

 明治3年から5年にかけて行われた大改修で「市民温泉」として生まれ変わり、明治31年に「道後温泉」の棟梁・坂本又八郎氏を招いて改修が行われた際、北側に唐破風を備えた玄関が設けられました。
 さらに、昭和4年の改修では南側にも唐破風の玄関を設け、「十字クロス構造」と呼ばれるさくら湯の特徴が完成しました。
 しかし、昭和33年の改修で、浴室は明治以来の雰囲気を喪失し、同48年には再開発ビル(温泉プラザ山鹿)建設のために解体されました。
 その後、約40年が経過しビルの老朽化が進んだことをきっかけに、市民に親しまれ、現在も記憶に残る往年のさくら湯を再生したいとの想いに応えて、市はさくら湯再生事業に取り組み、平成23年7月着工、平成24年10月に「さくら湯」がいよいよ完成しました。
 なお、今回の再生では、外観は昭和48年の解体前、内観は昭和33年改修前の姿に再生されています。』とのことです。

 

おそらく、玄関の唐破風の瓦は昔の瓦を選別して使っていて、なかなか味わいのある色になっています。

 
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桟瓦も角桟が使われていて、肥後藩の文化を感じることができます。

 

こうやって何気なく立ち寄った温泉でも、風呂以外の楽しみを持てるというのは、屋根屋をやっていて良かったなと思います。

 

ではでは。