トライアスリート屋根屋、四代目屋根誠・竹内のブログ

旅好きな屋根屋でトライアスリートの竹内賀規が、トライアスロンのことやトレイルランニングのことを書くついでに、屋根のことや瓦のことを書きます。

竹内、伊豆・河津へ行く トライアスロン編

トライアスリート屋根屋、常滑は屋根誠の竹内です。

 

昨日に引き続き、 伊豆・河津のことです。今日はトライアスロンのレース内容を振り返ります。


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当日は5時半くらいに起床して、朝ご飯やらトイレやら。T2エリアがオープンする6時半になったら、すぐにセッティング。と、言ってもランニングシューズとサンバイザーのみなので、あっという間に完了。1キロほど 離れたT1エリアに向かってバイクで移動。

 

T1でもセッティングを終えて、ウェットスーツを着る前に、ランでアップ。10分のジョグと流しを3本。

 

T1エリアに戻ったら7時25分で、あと5分でT1から出なさいと。それならT2のオープンをもう少し早くして欲しいなと思います。

 

急いでウェットスーツを着て、スイム会場に行ってみると、けっこうな波(笑)


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ただ、やっぱり手前の波さえ越えれば、泳げる感じ。実際に試泳してみても、やっぱりその通りで、泳力でかなりタイム差が付きそう。

 

試泳を終えて、開会式のために集まっていると、審判長がおもむろに発表。

 

「スイムはキャンセルです。」

 

どよめく選手たち。泳げますからね…。試泳の後にキャンセルって。

 

でも、おそらく審判員の人たちも苦渋の決断をしたはずなので、大人な選手たちはすぐに切り替えます。

 

ってことで、いきなりトランジットからスタートするという貴重な体験(笑)

ウェットスーツを持って、5秒間隔で二人ずつのローリングスタート

 

僕の前でスタートした人は、おそらく150人~170人くらいでしたが、T1だけで30人くらいをぶっこ抜き。トランジットでのタイム短縮は、三種目でタイム短縮するよりも簡単なので、手抜きはしません。

 

バイクに入ってからは悪くない感じ。片道3.2キロのコースを6往復+アルファ。往路が軽い上りで、復路が軽い下り。目標のアベレージスピードは35キロ。


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コースが狭いので、しょっちゅう「右から抜くよー」と声を掛けながら、ひたすら抜いていきました。何人抜いたかは不明ですが、周回コースなのもあり、延べ100人以上抜いたと思います。抜かれた人のうち、本当に速かったのは4人くらい。残りはドラフティングしている学生たちや、同じくドラフティングしてる同じ年代の数人。ドラフティングというのは、前を走る人を風除けに使うことで、ルール違反なのですが、まあ、ズルする人はどこにでもいるので、僕に着いてくる人以外は放置します。

 

あ、でも、今回は三人一組であまりにもヒドいドラフティング集団がいたので、追いついて抜くときに「すごいドラフティングだねー(*´▽`*)」と、爽やかに声を掛けてみました。

そしたら、そのうちの一人が怒ったのか、今度は僕に着いてきて、抜き返されました。やれば出来るじゃん、と思いながら、自分のペースを維持したまま、さらに抜き返したら、そのまま消えていきました。

ルール違反して戦っていても、速くならないんですよねー。

キツい練習をしっかり積んで、本番で自分の実力を計って、悔しい思いをして、また練習して。そうやって強くなるはず。


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バイクのタイムは1時間6分41秒。往路は32キロくらいで、復路は38キロくらい。アベレージスピード35.1キロで、一応、目標はクリアです。

 

バイク→ランのトランジットは47秒で完了。35秒で完了できたけど、塩が足りなくなりそうな気がしたので、塩を一つ飲んで10秒くらい使いましたが、これは正解だったと思います。 と言うのも、ランの途中では大腿四頭筋が痙攣寸前で持ちこたえてくれたから。あそこで飲んでいなかったら、最後の2キロで痙攣していたかもしれません。

 

ランは河津桜の川沿い、片道2.5キロを二往復。ほぼ平坦なコースをピッチ上げ気味で押し通しました。


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平均心拍数172で、最大179まで上昇。体に対する負荷レベルを5段階で表す心拍ゾーンは、常にゾーン5(笑)

ピッチは平均185。めちゃくちゃキツいのを我慢して、我慢して、我慢して…。

 

42分台でイケたら上出来だと思っていたけど、結果は41分34秒。平均ペースは4分25秒/km。結果は悪くないけど、ハーフマラソンなら4分20/kmペースでも走れるんだから、そのくらいでもイケたんじゃないかなとも思ったり。


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ランのときには、トライアスロンで初めて、順位を意識して走りました。直線とUターンしかないコースなので、すれ違うときに同じ年代の人たちのゼッケンが確認できました。

一人ひとり数えていって、僕の前には10人と少し。表彰台は無理そうだけど、もしかしたら10位に入れるかもしれない。

僕も苦しいけど、みんな苦しいはず。であれば、ここで苦しさに負けることだけは止めようと心に決めて、ペースを落としませんでした。

 

結果は完走281名中32位。年代別で14位でした。



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どちらかというと、苦手なオリンピックディスタンスの短い距離で、キツいのを我慢して、我慢して、今の自分に納得できる成績を残せたのは自信になりました。スピードでは勝てないけど、苦しくなってから粘るという、凡人の戦法ですが、なんとか戦えるようになってきた感じを得ることができたのは収穫です。

 

今回、伊豆の河津町という小さな町で、町を上げて大会を開催してくれました。

河津フラワートライアスロンの感想を一言で表現すると『可愛い大会』です。

バイクコースは町の生活道路を規制して使わせてくれて、道路の両側には多くの人が、応援に出てくれていました。でも、第1回ということで、応援慣れしていないのが、バイクに乗っていても伝わってきました(笑)

もっと応援してくれればいいのにー!と、思いながらのバイクでしたが、みんな笑顔で歓迎してくれていたのがわかりました。

ランのエイドも、頑張ってくれていて、少し不慣れな感じが可愛いくて、ゴールエリアのボランティアの人たちも一所懸命で。完走証の代わりにもらたのはカーネーション

伊豆の踊り子さんも可愛いかった(笑)


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古来から日本の代表的観光地である伊豆で、天城峠を越えて、美しい景色と、美味い海の幸と、豊富な温泉が待っている、日本の素晴らしい地方を絵に描いたような大会。オリンピックディスタンスという、気軽に出場できる距離も可愛い。第2回大会では地元の人たちの意識が変わって、より良い大会になるはず。

グローバルになるには、ローカリズムを追求することだと、僕は常々考えています。伊豆・河津らしさを追求して、静岡県の可愛い大会を成長させてもらいたいなと思います。

 

ではでは。